まず読み終えてから、すぐに導入できることを自分のiPhoneやMacBookに仕込んでみた。後は、1週間、1ヶ月経って、身に付き具合を点検してみたい。たぶん、この本は、そうした今後の点検にも役立つはず。
「GTDに使える」アプリは増えたけれど、同じくらい必要な「自分のGTDを点検できる」アプリがまだないような気がする。著者達が、本書に散りばめているノウハウをiPhoneアプリにしたら、良い道標になってくれる気がする。
結論からいえば、本書からはまだ知らなかったアプリの活用事例を教えてもらえたけれど、日頃の情報整理について著者達がいかに広く深く考察してきているかを随所に伺えたことができた点が、類書以上にありがたかった。
そうした箇所を、備忘も兼ねて以下に列記:
・『整理とは書類をどこかに保管することではなく、どうやったら安心して捨てられるようにできるかと考えることなのです。』
・『僕は整理をしている際のストレスの大部分は、最終的な「完成像」がないからだと考えています。』
・『初めは20%の最も利用する書類をどこからでもアクセスできるように整備することをおすすめします。目的は紙がないという意味のペーパーレス・オフィスをつくることではなく、必要なものがどこでも見られる、手に入るという状態をつくることなのです。』
・『こうした文脈=コンテキストという考え方をToDoリストに持ち込むことで、〜「次のアクション」が明確になるのです。』
・『せっかく衝動が高まっているのに、そのチャンスをフイにすることはありません。絶対にその衝動をとらえて、仕事を処理してしまうべきです。』
・『並べ替えを幾度も繰り返しているうちに、衝動的に片付けたくなるタスクが、一つや二つは見つかるものです。その機を逃さず、片付けましょう。
・『受信箱はToDoリストではない 気になるメールを受信箱に残しておくことで「リマインダ」として利用するのをやめます。受信箱に残っているのは、まだ「予定」や「タスク」を抜き出していない未処理のメールだけです。』
・『メールはピーナッツの殻のようなもの メールの中身にはスケジュールや用件といった「実」が入っていますが、これをカレンダーや、ToDo管理アプリケーションに抜き出します。これが終わったら、殻には用はありませんので、受信箱から消してしまうわけです。』
・『消す 関係がない、必要のないとわかっているメールはその場で消す』
・『転送 転送すべきものは躊躇せず転送する』
・『返事 2〜3分で返事を書けるものはその場で書く』
・『先送りする あとで返事を書くならそのことをToDoリストに加えてメール自体はアーカイブへ』
・『実行する その場で3分程度でできる作業なら、やってから返信』
・『Doingリストはそれと似ていて、ついつい横道にそれてしまう私たちの集中力を一カ所にとどめておくために、「今やっている仕事はこれ」と碇を降ろすためのリマインダです。〜Doingリストは必ず上から順番に仕事をこなしていく使い方をする点が違うのです。途中で「割り込みタスク」が入ってきても、それはリストの最後に回すことで、タスクへの集中を確保します。』
・『システム手帳で利用していたカレンダー、メモ、アドレス帳、タスク管理といった機能を、1対1でiPhone側のアプリケーションで対応させることです。〜これらの手帳の基本機能についてだけは1つのアプリケーションに徹底的に情報を入力して使い倒した方が効果が得られます。』
・『カレンダーには主に次のような種類をつくっておくことをおすすめします。自分が決めた予定のカレンダー 周囲から求められた予定 他人の予定 締め切り:本当の締め切りとは別に、自分に対して課した締め切りのカレンダーがあると便利です。 休み:あえて最初に余暇の時間を確保することで残り時間を意識するようにしましょう。』
・『むしろ積極的にiPhoneと紙手帳との連携をすすめればどんな場所でもアイディアを捉えられるようになります。』
・『情報が上から降り注いでいると考えたときに、iPhoneのアプリケーションでキャッチできる情報はそのレイヤーで捉えます。もっとファジーな情報は、Evernoteに。どうしてもデジタルに置き換えられない情報を紙のモレスキン手帳で受け止めます。』
・『重要なのは、このとき情報をiPhone上のどのアプリケーションに対して「同期」したいのかを併記しておくことです。』
・『ユビキタス・キャプチャーの習慣を定着させるには、iPhoneだけですべてをこなそうと頑張るのではなく、こうした近道をつくるワークフローを意識することも大事です。最終的に必要な情報が漏れなくiPhoneに着地すればいいのです。』
・『まず、すべてのRSSは「自分が注目しているか」という尺度に応じて「#must-read」「#scan」「#skip飛ばしてもよい」という三つのフォルダに振り分けられます。〜Googleリーダーには自分の購読の傾向を数値化するTrendsという機能がありますので、読まずに記事を飛ばしたり、お気に入りの「スター」をつける傾向が少なかったブログを一目で探し当てることができます。』
・『「必ず読む」のフォルダから読み始めます。次に「目を通す」フォルダにとりかかりますが、ここまでくると、その場で読まずに「スター」をつけておくことで、「あとで読むこと」という印をつけておきます。「飛ばしてよい」の記事についても同様にタイトルを目で追って、重要そうなものをのぞいてすべてを「既読」にしてしまいます。』
・『最寄りの駅の時刻表は、当然ブックマークしておく必要があります。〜主な行き先も、当然ブックマークしておきましょう。〜最寄り駅から、東京、渋谷、新宿、品川など待ち合わせに利用しがちな駅への道のりをブックマークしておけば、平日であれ休日であれ、日中であれ終電間際であれ、お望みの場所への最短の乗り継ぎをタップ1回で引き出せます。「行く可能性のある場所をすべてブックマースする」』
・『とりあえず食べる場所を探しているなら、「現在地から探す」タブから、現在地からの距離、キーワードを入力して検索してみましょう。』
以上。
ハックとかショートカット本というより、考え方やアプローチを教えてくれる、貴重な本。ブログでもお世話になっている著者のお2人に感謝します。
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