broom’s posterous

15年変動利付国債の時価評価緩和って、損失補填と似てないか?

時価会計緩和の対象に、15年変動利付国債も加えるらしい。

「金融危機の影響で実勢価格が理論価格を大きく下回ったから」というけれど、財務省の資料を見ると、そうした状況は2005年度後半から続いていて、何も今に始まったことではない。それに、今年8月に市場調整のために、ネット発行額を削減したばかりのはず。

それが、下記の記事のように、海外のヘッジファンドが投げ売っているために、価格が暴落したらしい:

http://www.ft.com/cms/s/0/fb5b069e-9cab-11dd-a42e-000077b07658.html

記事には、或るロンドンのヘッジファンドの言として、『つまりは、この国債自体が、サブプライムみたいな怪しい債券だったんじゃないか?』とあるけれど、実際、市場からみれば、それなりの価値しかないということではないだろうか?

今になって、慌てて時価評価を免除するようでは、ますます危ない商品だと、市場から判断されるのではないだろうか?外国人投資家が誰も買わなくなっても、無事売却できるのなら、いいけれど。

金融危機の影響で、いよいよ、日本政府の資金調達も難しくなってきたらしいのは、確かなのかもしれない。

 

#本日の英語の運動: All-in-OneのCD昨晩は3/4聴いた。今日は全部聴きたい。

#87文型はできなかった。ExEはPart2の不正解問を今晩から最低3回さらっていく。

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地方金融機関への資本注入は、新銀行東京も対象になるのか?

 

まだ詳細は決まっていないのかもしれないけれど、それだけは止めておいた方が良いのではないだろうか?

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実直すぎるくらい確かな分析: 『虚構のインフレ』を読み終えて

『虚構のインフレ』を読み終えた。買って3日目だから、かなりスムースに読めた。

直近の経済事情を解説した和書新刊で、誇張や衒いのない本は、本当に貴重だ。本にも、成分表示とか、安全規格とか、導入できないのだろうか?

上記のような分野で最近読んだ信頼できる本(翻訳書除く)は、野口悠紀雄さん、竹中平蔵さん、池田信夫さん、竹森俊平さん、高橋洋一さん、そして上野泰也さんだ。

上野さんの本は、前著の『デフレは終わらない』もすんなり頭に入ってくれた。新聞等で見かける同氏の短評や発言も、信頼できる発言ぶりで、安心できる。

たとえば、失礼かもしれないけれど、「十勝とか小岩井あたりの新鮮で間違いのない原料だけを使った無添加食品」という感じ。派手な理論展開とか新奇なデータ提示はまず為されていないので、物足りなく感じる向きもあるだろう。本書でいえば、第3章を『冗長』、第4章を『迫力不足』と感じる人は少なくないかもしれない。

ただ、それが上野さんというエコノミストの存在意義の大きさでもある。

私自身は、社会人となった初めの頃に、経済白書とか世界経済白書のチームにいたので経験があるつもりだけれど、自分で同じような材料を集めて分析してみると、きちんと筋を立ててぶれない分析を出し続けることが、本当に大変だということが良く分かる。

上野さんはそうした分析を提示し続けている訳で、信頼できるエコノミストの1つの典型だと思う。

投資とかされている方で、そうしたエコノミストをお探しの方は、ぜひ本書や前著を読んでみられると良いと思う。

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首相に、新たな報道の暴力?

麻生首相の飲み方が庶民離れしていてけしからん、といった報道があふれている。私は新聞は取っていないのでいいけれど、紙面の無駄使いに怒りを感じている購読者がいても、おかしくない。

思うに、『新聞記者と赤提灯なんて、俺はごめんだ』と思ってやっていることなんだから、もっと空気を読んであげたらどうだろう。

「報道の自由」を「報道への絶対服従」とはき違えているのは、いつもの事だとしても、実は、「新聞記者にもおごってくれ」と言いたいだけのようにも読めてしまうので、もう少しユーモラスに書いた方が、良かったのではないだろうか?

 

#本日の英語の運動: All-in-OneのCD、昨晩は1/4だけ聴けた。今晩はもっと聴く。

#87文型は、増量後の4セット目半分終わった。5セット目からは「口ならし」をもっとやってみる。ExEは、Part2の1セット目終わった。今晩もやる。

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医師法19条は何のためにあるのか?

救急から要請があった時に、断っても別にかまわないのなら、医師法19条は、一体なんのためにあるのだろう?

<医師法>
第19条 診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。
診察若しくは検案をし、又は出産に立ち会つた医師は、診断書若しくは検案書又は出生証明書若しくは死産証書の交付の求があつた場合には、正当の事由がなければ、これを拒んではならない。

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審議しなくていい法案があるのなら、審議しなくていい議員があってもいいのでは?

解散・選挙を延期するのなら、法案は慎重に審議するぞ、と民主党が言っている様子。

適当に審議していい法案があるということか。審議の維持だけでも、かなりのコストが係っているのに。

議員としては、身分保障とか職業安定とか(「政権交代」という名の)キャリアアップとか、もっと大事なことがいろいろあるのかもしれず、少なくとも、法案を審議検討したくて議員になった訳ではあまりないのかもしれない。

いっそ、職能と身分を切り離すという観点から、審議に携わらない終身名誉職の議員という身分を設けて、とにかく「議員」でいたい層にはこの身分になって頂いたら、国会審議は、選挙日程にかかわらず、常に実質を伴ったものになるのではないか。

議員全員がそっちの身分を選ぶかもしれないけれど、結局は、国民が議員に何を求めているか、そしてそれをチェックしているかによるはずだ。

「品格」と「効果・効率」を、同じ人達に同時に求めるのは、日本の伝統からみても無理があるのかもしれないし、そんなきつい事を偉い人には求めないのが、日本の文化なのだとしたら、案外、世論にも支持されるのではないか。

 

#本日の英語の運動: All-in-OneのCD昨日は半分聴いた。今晩は全部やる。

#87文型はやれなかった。ExEはPart2の3ゲーム目。今晩で1セット目を終わらせるぞ。

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紅葉の季節が近づいてきた

今年も、紅葉の知らせがあちこちで報道され始めた。平成15年からは毎秋、京都に行っている。今年も行くつもり。

初めの頃は、糺の森と南禅寺周辺を歩いていた。それに、東山や嵯峨野、鷹峯が加わり、昨年は初めて三尾と東福寺に行って、南禅寺の天授庵、真如堂、大沢池も回った。

目的は、紅葉を見て、写真を山ほど撮ること。カメラはCanon EOS 5Dを使っている。三脚は禁止のところも多いので、手持ちで通している。その方が移動も楽だ。

夕方になってからは、街中を歩き回っている。とりあえず、東の中心部を歩いてしまおうと思い、昨年は、烏丸から河原町、丸太町から三条までは、一応歩いてみた。

これだけでも、あちこちに面白そうなお店が見つかったりするから、京都は本当に面白い。今年は、少し南に行くか、少し西に行ってみるか、まだ決めていない。百万遍とか銀閣寺道の辺り、北山通り、北大路辺りも良さそうだ。

こんな呆けた旅は本当に疲れるのだけれど、やっぱり楽しい。こんな季節・場所があってくれるから、世界はやっぱり、汲みつくせないくらい豊かなんだと、信じていられるのだと思う。

 

#本日の英語の運動: All-in-OneのCD、昨晩は半分聴いた。今晩は全部聴く。

#87文型は、増量後の3セット目終わり。ExEは昨日はできなかった。どちらも今日はやるぞ。

#備忘:先週金曜に行った赤坂のAsterix、相変わらず美味しかった。ワインも、参加者が10人いたこともあり、ニュイサンジョルジュ’02、シャサーニュ・モンラシェ’04、ジゴンダス’05と飲んでみたところ、どれも良かった。特にニュイ’02は熟成していて素晴らしかった!サカスやチサンホテルが出来て周辺がにぎやかになったけれど、まだまだ続けて欲しいお店。強くお勧め。

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戦術や経営としての読書: 『弾言』『読書進化論』を読み終えて

小飼弾『弾言』と勝間和代『読書進化論』を読了。

『弾言』は、読む前に思っていたよりずっと面白かった。

「無記名の善意」というのは、以前にブログを書いていた時に、自分でも実感することが出来たし、全体の主旨を「各個人が今備えておくべき武装・戦術とその見取り図」と捉えれば、本全体の構成もわかりやすく、するりと頭に入ってくれた。

他方、『読書進化論』は、題名が「ウェブ進化論」と似ていたこともあり、「読書2.0」のような話かと思って読み始めたところ、かなり違った。

著者も書いているように、この本の主旨は、「読書とか本自体が全く新しくなった」とか、「これまでの地道なマーケティングでは効かなくなった」といったことではない様子。

確かに、Webを活用した読書法のような話も書かれているけれど、読み進めていくほどに、「本の世界にも、マーケティングやWebとの連携で出来ることがまだまだ沢山ある」という辺りが、主旨になっていく感じだ。

つまり著者のいう「進化した読書」とは、『経営としての読書、その発展形態としての著述業』なのではないか。

自らの著作のマーケティングについて、ここまで詳細・積極的に自著で語っている事例を、私自身は他に読んだ覚えがない。実験的に著述業を進めていく著者の姿自体、確かに新鮮だ。

たとえば、『(株)勝間和代著述業』の中間決算と中期経営計画、そのレビュー、ケースを読んだような感じ、といえばいいのかもしれない。

著者は、既に雑誌等に書評を書いているけれど、もし可能であれば、この同じ視点から、世に流通する様々な著作を分析・評価してもらえたら、これまでにない「企業分析のような書評」が出てきそうだ。ぜひ、読んでみたい。

それぞれの著者(=経営者?)からは、相当に嫌な顔をされるかもしれないけれど、出版社(=株主?)からは、「(出版)アナリスト」として歓迎されるのではないか。

いずれにしても、新しい「読書」が提起されている2冊だった。自分なりの分解・消化をするべく、再読してみたい。

 

#本日の英語の運動: All-in-OneはCD全部聴きが3回目終わり。今晩もやる。
#ExEはPart2の1セット目第2ゲーム終わり。87文型は、増量後の3セット目前半が終わった。今晩は飲み会だけれど、やる。
#Podcastは、BW以外は一通り聴いた。Bloombergでは、Alain Blinderがしゃべっていた。なかなかひょうきんな人らしい。

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持ち合い維持と企業会計の信頼性と、どちらが大事なのか?

報道によると、金融機関の保有する金融商品のうち、長期保有株式について、時価会計の対象からはずす検討が進められているらしい。

欧米の会計制度の「導入」「収斂」には呆れるほどゆっくりと時間をかけているくせに、その「撤廃」とか「緩和」の方は、あっという間に取り入れるらしい。

この数年間でやっと元に戻した持ち合い株で、減損が生じてはたまらないので、2003年春の議論を、これを機会に蒸し返そう、ということか?

http://www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/fujiwara/02.html

http://www.jcci.or.jp/nissyo/iken/030530kaikei-jikahyouka-kenkai.htm

株価が2003年のレベルに戻ったから、株式の会計制度も同じ頃に戻そうというのだろうか?

それとも、日本の金融機関でも、Hyun Song Shinが指摘していた、「時価会計による金融システムの不安定化」が懸念とかされているのだろうか?

欧米の動向ももちろんあるかもしれないが、日本の金融機関に発生している損失は、欧米に比べれば桁違いに小さいはず。

日本だけが、率先して企業会計の透明性を維持してもいいはずなのに、企業会計の信頼性なんて、機会さえあれば、さっさと捨ててしまいたい、ということだろうか?

このご時世に、持ち合い株式を保有し続ける理由がどれだけあるのか?持ち続ければ損が大きくなることは、或る程度予想できたはず。早めに損切りすれば良かったのではないか?欧米の金融機関が悩んでいるような複雑さのない、単純な話だと思う。

救うべき損失の大きさと、守るべき透明性の価値を、きちんと比較考量してもらいたいところだ。ちなみに欧米が元に戻したら、こちらもすぐに元に戻すつもりはあるのだろうか?

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American Dreamは去った?Japanese Dreamは大丈夫か?

NewsWeek誌10月20日号に、行動経済学者ロバート・シラーによる”The Ownership Myth”というエッセイを見つけたので、少しだけ長めに書いてみる。

シラーのエッセイ自体を、できれば直接読んで頂きたい。私自身が面白いと感じた箇所は、以下の通り:

"The idea of the "ownership society," which links the concepts of good citizenship to property and stock ownership, was used effectively by President Bush during the 2004 presidential campaign, It sounded right to voters then, as home prices were soaring. But you'll notice that neither candidate today is using the term. Did the Bush ideology of ownership help to push us toward the current crisis? The causality isn't quite so straightforward. The political agenda to push homeownership  was itself informed by the bubble in home prices."

"Homeowners are in fact better citizens, more likely to vote in local elections, studies show."

"This underscores an important point - the emotional pull of homeownership is extremely deep-seated. There is a centuries-old connection in our society between homeownership and citizenship."

"Of course, behavioral economics tells us that the emotional lure of homeownership is strong, and would be difficult to break completely, even if that were desirable."

"I still think that broad home- and stock-ownership in the United States and abroad is a good thing. But limits need to be set. To the extent that an equity culture leads to entrepreneurship and investment and wealth creation, I'm for it. But I was not, for example, in favor of the Bush plan to privatize Social Security."

ちなみに、ロバート・シラーは、"Irrational Exuberance"などの著作で、行動経済学の立場から、近年の金融市場について早くから警鐘を鳴らしていた人。

住宅投資・株式投資に与えた影響の是非はともかく、ブッシュの『所有に基づく社会』政策は、アメリカ人にとって伝統的な心理に深く根ざしていたようだ。そして、行動経済学の観点からも、住宅所有は「良き市民」としての行動と結びついているらしい。

別に、ブッシュや共和党の肩を持つつもりはないが、私が注目したいのは、この政策が、良き市民となることをアメリカ人達に求めるにあたって、彼らに古くから共有されている『良き市民』像に、1つの”American Dream”に、訴えている事だ。

そして、こうした政策が、他方で「自己責任」を追求した保守政権によって進められていた事、国の経済政策や社会政策がこうした明確で理解しやすい基礎を持っている事には、注意しておくべきだと思う。

なぜか? 日本の政策には、こうした配慮があまりに不足しているからだ。

確かに、Reichの議論のように、国家という枠組み自体に見直しが必要になっているのかもしれない。しかし、それに代わる安定的な枠組みが見いだせていない現時点では、国家・国民という枠組みは、中期的に人が安心して生活していくために不可欠な仕組みだと思う。

そして、この枠組みが円滑に機能するためには、国家は、人々から、「国民」としての参加を確保し続ける必要があるはず。この大前提への配慮が、日本の経済政策や社会政策には希薄なのではないか?

日本では、国家は「自然」なもので在り続けてきた。意識的に維持するものとは捉えられてこなかった。そうした歴史が1000年以上続いてきたのだから、人々の慣習(或いは遺伝?)の中に、そうした認識とか判断が深く刻まれていたって、不思議ではない。アメリカのように出来て200年と少しという国とは、人々の意識が違うとは思う。

ただ、人々の活動の中では、急速に「国境」は希薄になってきているはず。

他方で、戦後長く続いた『総中流』というJapanese Dream(何を実現できれば等しく「一人前の日本人」と認識してもらえるか?)を実現できた層・世代と、これからの実現が難しくなってしまった層・世代との間には、共有すべき新たなDreamが提示されていない。国籍・日本語・人種、或いは社縁・地縁・血縁を離れたところで、何が共有されているのか、定かでない状況が続いている気がする。

国なんて止めてしまう、という手もあるかもしれない。ただ、仮に、上記のギャップを埋めていくのだとしたら、今、私達には、「日本」という枠組みを、(既存に固執するのとは別に)意識的に維持していく工夫が必要になっていると思う。

「愛国心」といった精神的なことを言いたい訳ではない。たとえば、上に述べたアメリカの政策のような視点や手法が、日本の経済政策・社会政策にも必要なのではないか?もちろん、ブッシュのマネをしただけでは、バブルになるだけかもしれないが。

ただでさえ、日本はこの10年あまりのツケを解消するために、「協力してくれる国民」という存在が必要であるはず。

それならば、単にばらまくのでも辻褄を合わせるのでもなく、単にマスコミや利害関係団体を満足させるのでもなく、義務の伴う国民になることが、各自の幸せにつながると納得してもらえる方途を、国民で在り続けて欲しい人達、国民になってほしい人達に示す必要があるのではないか。

放っておけば、少子高齢化の基調の中で、優秀な人達から、希薄になった国境をまたいで他所に移っていってしまうだろう。実は、国全体が「過疎化」するかどうかの瀬戸際なのではないか?

一公務員としては、そうしたJapanese Dreamのための仕事が生まれてくれることを、(たとえそれで忙しくなったとしても)本当に待ち望んでやまない。

 

#本日の英語の運動: All-in-One13セットまで終わったので、昨日はCDを一通り全部聴いてみた。1時間半弱かかる。1ヶ月続けてみる。

#87文型は量を倍に増やしての1セット目を始めた。5セットやってみる。ExEはPart1で不正解だった箇所をさらってみた。Part2は今晩からやってみる。

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